この記事では、妊娠初期に起きる出血の原因のひとつと言われている「絨毛膜下血腫」の原因や症状、治療法についてお届けしています。
妊娠して間もない妊娠初期や妊娠超初期の段階で、出血があると不安になるものです。そんな妊娠中の出血の原因として絨毛膜下血腫があります。
今回は妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の原因と症状についてお届けしていきます。
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の原因
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の原因は、脱落膜と絨毛膜との間に出血が起こってしまうことです。
子宮内膜に受精卵が着床することで「妊娠」が起こります。妊娠することで絨毛が子宮内膜へ根を張り、胎盤を作っていきます。胎盤はママと赤ちゃんを繋ぐもので、赤ちゃんに栄養を届けるために必要なものです。
この過程の中で子宮の内側の脱落膜と絨毛膜の間で出血が起きてしまうことがあります。
超音波検査で血が溜まってしまっていると絨毛膜下血腫と診断されます。出血量は少量のことが多く、自然と体内に吸収されることが多いものです。
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の症状
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の症状は、腹痛やお腹の張りを感じる場合があることです。
絨毛膜下血腫は必ず出血するものではなく、出血や症状がない場合もあります。自然に治癒することも多く、安静に過ごしていることが良いと言われています。
しかし、絨毛膜下血腫のサイズや場所により出血することがあり、出血量が多くなると腹痛やお腹の張りのような症状を感じることがあります。
絨毛膜下血腫になった方の半分以上はベット上安静で改善すると言われています。
しかし、大きくなってしまうことで流産や早産を招くことがあり、全体の約19%が流産してしまっているようです。
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の治療とは
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の治療は、有効とされるものがほとんどないようです。
安静に過ごすことが良いと言われており、医師の指示に従い家事や仕事などで無理をしないように心がける必要があります。
出血に伴って子宮収縮が起きている場合は「子宮収縮抑制薬」を使用することもあります。入院にて安静が必要となる場合もあるため、できる限りの安静を心がけましょう。
まとめ
妊娠初期に注意すべき絨毛膜下血腫の原因と症状について、簡単にまとめるとこのような形になります。
- 胎盤が出来る過程で出血が溜まることがある
- 症状はないこともあるが、出血や腹痛、お腹の張りがあることもある
- できる限り安静を心がける
安静に過ごし、改善できるように心がけていきましょう。@
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