この記事では、妊娠初期に出血する原因のひとつである「子宮膣部びらん」が妊娠や出産、赤ちゃんに危険があるのかについてお届けしています。
妊娠初期や妊娠中に出血してしまい「流産かもしれない」と不安に思うことがあります。出血の原因の一つとして「子宮膣部びらん」が考えられます。
今回は、妊娠初期の子宮膣部びらんは危険なのかについてお届けしていきます。
妊娠初期の子宮膣部びらんは危険なの?
妊娠初期に出血を招く子宮膣部びらんは危険なのかと言いますと、病気ではないため不安に思いすぎる必要はありません。
子宮膣部びらんとは
子宮膣部びらんとは、子宮の入り口の部分がただれているように見えることです。
妊娠初期にはホルモンバランスが変化し、「エストロゲン」の分泌が盛んになります。子宮膣部はふっくらとし、めくれて見えるようになります。
子宮膣部がめくれて見える状態をただれていると表現するため、「ただれている」ということはそこまで心配のあることではありません。
子宮膣部びらんによる出血は、妊娠初期や妊娠中だけでなく様々な時に起こるものです。
妊娠初期や妊娠中はエストロゲンの影響により「血液量の増加」「子宮が柔らかくなる」といった変化から、出血が起こりやすい状態になっています。
子宮膣部びらんの症状とは
子宮膣部びらんの症状は個人差があり、様々なケースが考えられます。
子宮膣部びらんの主な症状とは
特に症状を感じやすいものとしてはこちらになります。
- おりものの増加
- おりものがピンク色(少量の出血)
- 下着に茶色い出血の跡が付着する
- 拭き取ると少量の鮮血が付着する
出血する時期は「妊娠初期に一時的な出血」という方や「妊娠6ヶ月くらいまで出血が続いた」など個人差があります。
子宮膣部びらんの痛みとは
子宮膣部びらんは、出血していても痛みを感じません。
痛みがないことから「放置してしまう」ということもありますが、むやみに放置してしまうことは控えましょう。
痛みがないからと気にせず、不衛生な状態で過ごしてしまうと感染症を招く恐れがあります。
清潔な状態を保つように心がけ、症状の変化はしっかりと確認しておきましょう。
子宮膣部びらんの治療法とは
子宮膣部びらんの治療法は、医師の指示に従うことです。
担当の医師から特別な指示がない場合は、通常の生活を過ごすことができます。清潔な状態を心がけましょう。
また、状態によっては「膣内洗浄」「抗生物質」といった治療を受けることがあります。
出血が続く場合は止血剤を処方される場合や、手術を行うこともあります。
子宮膣部びらんで出血している時に放置してしまうと、思いがけない事態になる可能性もあります。
切迫流産に繋がる可能性もゼロではないため、出血した場合は病院や担当の医師に相談することがオススメです。
まとめ
妊娠初期の子宮膣部びらんについて簡単にまとめると、このような形になります。
- 基本的に心配のないもの
- 清潔にする必要がある
- 放置せずに病院や担当の医師に相談する
不安な気持ちは赤ちゃんの成長に関わる場合があります。
病院や担当の医師に相談することで正しい対応を行うことができ、不安な気持ちも解消されるためオススメです。
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