この記事では、妊娠初期の子宮頚管ポリープの症状や原因、治療法や赤ちゃんへの影響について詳しくお届けしています。
妊娠初期に子宮頚管ポリープが出来てしまうと、赤ちゃんへの影響が不安になるものです。
このポリープは、特に30~50代の過去に出産経験のある「経妊婦」の方に起きやすいトラブルです。
今回は、妊娠初期の子宮頚管ポリープの症状や原因、治療法や赤ちゃんへの影響についてお届けしていきます。
子宮頚管ポリープとは
妊娠初期の子宮頚管ポリープは、イボのような良性の腫瘍です。
子宮頚管という子宮の入口に細胞が増殖してしまうことで出来るもので、サイズは3mm~6mmくらいの丸型が多いです。
しかし、ポリープが出来た方の中には、2cm~3cmくらいのサイズで大きめな場合もあります。
子宮頚管ポリープは1個出来ることが多いですが、中には3個程度出来ている方もいます。
傾向としては20代の方よりも、30代~50代の出産を経験したことのある「経産婦さん」にできやすい傾向があると言われています。
子宮頚管ポリープは稀に悪性腫瘍のことがあり、不妊の原因にもなる可能性があります。
妊娠時以外は切除する場合が多いため、ポリープが見つかった場合は経過観察をすることが大切です。
子宮頚管ポリープの症状
妊娠初期の子宮頚管ポリープは、ほとんどの場合痛みなどの自覚症状がありません。
私生活では気がつきにくく、妊娠時の「妊婦検診」で行う内診で発見されることもあります。
子宮頚管ポリープは「激しい運動」や「排便時のいきみ」などの後に、出血・ピンクから赤系のおりものが出ることがあります。
妊娠していないときは量も少なく気にならないものですが、妊娠初期はホルモンバランスの変化で出血しやすくなっています。
通常よりも出血しやすいことから大量出血には注意が必要です。
子宮頚管ポリープの原因
妊娠初期の子宮頚管ポリープは、はっきりとした原因がわからないものです。
原因として考えられている説としてはこちらになります。
- 細菌の感染
- ホルモンバランスの変化
- 子宮頸部の炎症
原因が解明されていないことから、正しい予防法や対策を行うことは難しいと言えます。
予防方法がないため早期発見を心がけるように「検診」を受けることがオススメです。
子宮頚管ポリープの治療法
妊娠初期の子宮頚管ポリープの治療法は、経過観察もしくは手術です。
子宮頚管ポリープのサイズや出血の有無、本人の意思などに合わせて「経過観察」や「手術」で治療を行います。
妊娠初期での経過観察は、妊婦検診の際にポリープのサイズを確認していくことになります。産後も定期的に通院し、経過観察を続けていきましょう。
手術はポリープを直接取り除くことができます。手術と聞くと不安に思う方もいると思いますが、小さなポリープであれば入院することなく数分で済むものです。
麻酔も使用することなく痛みを感じることも少ないものですので、医師と相談して治療方針を決めましょう。
妊娠初期の子宮頚管ポリープの影響とは
妊娠初期の子宮頚管ポリープの影響はあまりありません。
出産に影響のある場所にできてしまっている場合や、サイズがあまりにも大きい場合は妊娠中にも手術を行うことがあります。
しかし、子宮頚管ポリープ自体の妊娠への影響はあまりなく、手術を行なうことで流産のリスクが高まる場合があると言われています。
子宮頚管ポリープが出来ている場所やサイズは個人差があるため担当の医師と相談し、治療方針を決めることが大切です。
まとめ
妊娠初期の子宮頚管ポリープの症状や原因、治療法や赤ちゃんへの影響について、簡単にまとめるとこのような形になります。
- 妊娠初期の出血の原因になる
- 経過観察か手術を行う
- 担当の医師と相談して治療方針を決める
赤ちゃんや自分の体のリスクを考慮して決めましょう。
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