最近の自宅でできるセルフカラーといえば、市販の髪染め液を使用した手軽にできる方法というイメージがあるのではないでしょうか。ただ、ブラウンや黒などのように、 ドラッグストアなどで数多く取り扱われている髪染め液は万人受けしそうな色が多いです。
そんな中に、原色に近いヘアカラー剤が売られていることがあるので、「遊び心がくすぐられる」なんてこともあるのではないでしょうか。
しかし、原色やグレー、白などのヘアカラーはセルフカラーでは難易度が高く、ブラウンの髪染めに比べてやり方を覚えておかないと「上手く染まっていない」「発色していない」なんて失敗談が多いのも事実です。そこで、今回はセルフヘアカラーで髪の毛を難易度高めなグレー系を綺麗に染める方法をご紹介していきます。
【セルフヘアカラー】自分で髪をグレーに染める流れ
染める時の工程
詳しい染め方については後述しますが、長くなるのでまずは工程から説明させていただきます。髪をグレーに染める時は、染める前の髪の毛を一度染めたい明るさよりも明るい状態にする必要があります。
黒い画用紙に灰色の水性絵具で描いても発色しないのと同じで、色を入れるキャンパスが明るくないと上手く発色してくれません。これはグレーだけでなく、原色系カラーや、白系、ミルクティー系の色なども同様です。そのため、自分でグレーに染める時の工程は次のようになります。
- ブリーチ(髪の脱色)を複数回行う
- グレーの髪染めで染める
- ヘアケアを行う
美容室でも髪が傷んでしまう事を理由にグレー系の色を断られた経験がある方もいるかもしれません。髪をブリーチなどで脱色すると、どうしても髪は傷んでしまうものです。ただ、憧れの色になれても髪自体がボサボサになってしまっては悲しいので、ダメージに対するヘアケアも行うことをおすすめします。
染めるためにかかる時間の目安
髪色がグレーに染まるまでにかかる時間の目安は、染め始める時点の髪色で大きく変わります。現在が黒髪やそれに近いブラウンの場合は、数日に分けて工程を行うことがおすすめです。現時点の髪色が明るめの茶髪や金髪の方は、4時間~くらいで染められるかな?というところです。
グレー系ヘアカラーに一番時間がかかるのは、ブリーチを使った脱色です。綺麗に色を入れるには金髪よりも明るい金髪、白髪に近い色まで色を抜かなければなりません。明るい茶髪や金髪でも2回くらいはブリーチをしないと必要な明るさに近づけない場合が多いので、2回の脱色+グレーの髪染め+ヘアケアで4時間という計算です。
黒髪やダークブラウンの場合は、まず2~3回のブリーチで金髪状態まで脱色し、さらに上記工程で染め終わりとなります。ただ、一度に5回近くの脱色を行うと、髪も頭皮もボロボロになってしまうので、数日に分けて脱色を行う、もしくは段階的に髪色を明るくしてから挑戦することをおすすめします。
【セルフヘアカラー】自分で髪をグレーに染めるために必要な物
必ず必要なもの
まず、必ず必要な物はこちらです。
- ホワイトブリーチ 2個~
- グレー系の髪染め液
- シャンプー
- トリートメント
- 手袋(ブリーチは手が荒れます)
- 付属が無ければハケやコーム
ハイブリーチやグレー系の髪染め液は商品によって特性があると思いますが、個人的におすすめなのがこちらの2つです。
アイテム | 商品名 |
---|---|
ハイブリーチ | ワイエス パーク プロフェッショナル |
グレー系の髪染め液 | エンシェールズ プラチナシルバー |
ホワイトブリーチで知名度が高いワイエス パーク プロフェッショナルは、通常のブリーチに比べて色の抜け具合が良く感じます。グレー系は色持ちが悪く色落ちしやすいので、定期的に染め直すと綺麗な色が維持できます。
エンシェールズはトリートメントなので、色落ちしてきた日に気軽にグレーの色に染め直せるし、発色も綺麗なので気に入っています。
あると便利なもの
必要なもの以外にも、あると便利な物はこのようなアイテムです。
- ラップ:ブリーチ中の脱色を良くする髪の毛保温用
- イヤーキャップ:耳にブリーチが触れるのを防ぐ
- 要らないタオル:ブリーチのついた髪が肩に触れないようにする
- ヘアクリップ:髪の毛を塗りやすく分ける
- 暇つぶしアイテム:待ち時間用
他にも髪染めに役立つアイテムは、出しておくと何かと重宝します。
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